CO2測定器の利用方法とよくある疑問

CO2測定器のよくある疑問と間違った使い方

CO2濃度測定器は、二酸化炭素の濃度を測る装置の総称です。
内部にCO2センサーが内蔵してあり、室内の酸素濃度が設定値を上回ると換気を促すためのアラーム音が鳴り、室内にいる人にそれを知らせて窓を開けるなど室内環境を良好な状態に維持させる目的で使用されるものです。
コロナ禍の影響で、1時間に1度10～15分程度窓を開けるなどのルールを設けているオフィスも多くなっていますが、これはその場にいる人数に変化がないことを前提にしているもので、室内の空気環境を良好な状態で維持させるためには部屋の広さや人数に関係なく、二酸化炭素濃度は1,000ppm以下に抑え換気することが必要とされます。
CO2測定器は正しい使い方をしなければ意味がなく、誤作動により1,000ppmを超えてもアラーム音が鳴らなくなることもあります。
例えば、空気の出入り口に物を置いて塞いでいたり、高温や高湿度、強い磁場が発生するような場所に置いていると誤作動することもあるので注意が必要です。

CO2の濃度を高精度測定できるセンサーの意義

新型コロナウイルスの感染対策には換気や密にならないことが感染予防につながるということは周知の通りですし、実際に人が少ない場所での感染リスクは密集している場所に比べると低いです。
新型コロナウイルスに限らず、風邪やインフルエンザを予防する際にも空気の入れ替えは必要です。
一つの空間にどれだけ二酸化炭素があるか、あるいはウイルスがいるのかということは誰も把握することはできません。
CO2の濃度を高精度測定できるセンサーはCO2濃度を可視化することができます。
効率よく換気ができるので、新型コロナウイルス感染予防対策にも繋がります。
濃度を可視化させれば換気忘れの防止にもなりますし、換気の必要性を同じ空間内にいる人と共有することもできます。
室内や店内のCO2濃度が見えることでお客さんは換気が十分にされているとわかり、安心して利用できます。
官公庁、学校、飲食店などの導入実績もあり、導入をすれば各省庁や自治体から補助金や助成金を受けられる可能性もあります。