CO2測定器の利用方法とよくある疑問
CO2測定器の正しい使い方、場所
2020年以降、世界各地で新型ウイルスが蔓延するようになりました。
日本も例外ではなく、不特定多数が密集する場所を排除する動きを強めています。
人が多く集まっていて、なおかつ換気が悪いということを客観的に知るにはCO2測定をするのが手っ取り早い方法です。
そこでここでは、CO2測定の正しい使い方をレクチャーしていきましょう。
使い方は非常に簡単で、人の密集する区画を重点的に計測していきます。
たとえば学校であれば踊り場・教室が候補として挙げられます。
ここで注意したいのが、人の密集とはどの程度のものかということです。
厚生労働省では10名以上という指針が表明されているため、家族が多い家庭でも対象となる場合があります。
CO2測定器は1時間に1回のペースで作動させていき、トータル1日で計12回の数字を出さないといけません。
その後、平均値を求める計算をそれぞれが行って観察をしていくわけです。
コロナ対策にも重要なCO2の検査結果とは
新型コロナウイルスが流行することで重要になっているのが職場などの換気です。
換気の悪い状態で密閉空間であったというのが、感染者が増えた理由の一つだからです。
換気をすることで感染リスクが低くなることがわかっていて、感染拡大を防ぐためにも十分に換気することが求められています。
この換気の悪い状態を調べるために役立つのがCO2の濃度の測定です。
CO2の濃度数値の検査結果によって立てる対策が変わってきます。
数値が高い場合には、換気口の位置を確認した上で部屋のドアを開け、扇風機やサーキュレーターなどを使い部屋の外から中に向かって空気を流します。
換気口がない部屋の場合には、ドアを開けて扇風機などを使い部屋の中から外に空気を出すようにすることがポイントです。
短期間で空気を入れ替えたい時には、換気設備を使うだけではなく窓やドアを開けて入れ替えるのも効果的な方法です。